確定拠出年金 資産運用

【会社は教えてくれない】iDeCoから企業型確定拠出年金に移管する際のポイント

勤め先が突然、企業型確定拠出年金を導入することになって困った経験がある人多いと思います。

特にすでにiDeCoに加入している人はこのままiDeCoを続けられるのか、

それともiDeCoと企業型確定拠出年金を併用できないのか。

わからない人多いです。

私もそうでした。

でも、心配入りません。

必要な手続きを理解すればスムーズに移管できます。

私はSBIのiDeCoから損保ジャパンDC証券の企業型確定拠出年金に移管しました。

この記事では、iDeCoから企業型確定拠出年金に移管するまでの流れを説明します。

 

企業型確定拠出年金(DC)を始めたきっかけ

2018年4月からiDeCoを始めました。

iDeCoを続けようとと思ったのですが、2021年2月勤務先が確定拠出年金を導入することがきまり、iDeCoと企業型確定拠出年金を併用することができないため、今までやっていたiDeCoから勤務先の企業型確定拠出年金に移管することが必要になりました。

※2021年8月現在ほとんどの企業はiDeCoと企業型確定拠出年金の併用はできないような規約になっています

しかし、

2022年10月からiDeCoと企業型確定拠出年金を併用することが可能になります

 

iDeCoから企業型確定拠出年金に移管する流れと注意点

iDeCoから企業型確定拠出年金に移管する流れ、注意点をまとめました。

会社の人は何も知らない

勤務先の確定拠出年金を担当する事務の人は、確定拠出年金に詳しくないです。

事務の人は何も知らないのです。

勤務先の企業型確定拠出年金を管理している運用管理会社任せになっています。

説明を聞いても移管の話はほとんどなし

勤務先で企業型確定拠出年金の運用会社の説明がありました。

確定拠出年金の全体的な説明だけで今iDeCoをやっている人が企業型確定拠出年金を始める場合の具体的な説明はほとんどありませんでした。

会社は結局運用管理会社任せです。

自分で調べて、自分で動く必要があります。

あまりiDeCoをやっている人がいない

同僚に聞くと、そもそもiDeCoをやっていない人が多い。

移管方法を会社の人に相談できない。

なので、運用会社に直接電話で相談しました。

iDeCoと企業型DC運用会社に移管方法を確認

iDeCo運用会社のSBIに電話

伝えることは

・勤務先が企業型確定拠出年金を導入することになった

・iDeCoと企業型確定拠出年金が併用できない規約になっている

 

電話で問い合わせたところ以下の2点が必要とのこと

  1. 加入者資格喪失届
  2. 個人型年金の加入者資格喪失に係る証明書

加入者資格喪失届

加入者資格喪失届とは

https://www.ideco-koushiki.jp/library/pdf/K-015.pdf

私の場合は、iDeCoから企業型確定拠出年金に移管するために、加入しているSBIのiDeCoを解約する(資格喪失する)必要があります。そのための書類です。

資料請求はSBIの場合は、ネットから請求可能です。

加入者資格喪失届の記載のポイントとしては、

資格喪失理由を書く欄があります。

iDeCoから企業型確定拠出年金に移管する場合は、

13:企業型確定拠出年金の加入者となったた

を選びましょう。

企業型確定拠出年金の加入者となったため、と過去形で、まだこの時点で企業型DCの加入者になっていない人も13:企業型確定拠出年金の加入者となったため

を選びます。

また、ここもポイントですが、「理由が起きた年月日」を記載する欄があります。

「理由が起きた年月日」は加入者資格喪失理由が起きた年月日を記載するのですが、

勤務先が企業型DCを導入する日を記入します。

2021年2月から企業型DCに移管予定でした。

企業型DCに移管することがわかっていたので、2020年12月に加入者資格喪失届を準備していました。

未来の日付になり、「理由が起きた年月日」は過去形なので記載に問題がないか心配でしたが無事に手続きは完了したので問題ありません。

個人型年金の加入者資格喪失に係る証明書

個人型年金の加入者資格喪失にかかる証明書とは

https://www.ideco-koushiki.jp/library/pdf/k-108_sample.pdf

勤務先が企業型確定拠出年金を導入したときに、iDeCoに加入している場合、この書類を書いてもらう必要があります。

この書類は誰が書くのかというと、勤務先に書いてもらう必要があります。

ここでポイントです。

SBIのiDeCoに問い合わせたところ、

移管前までに運用指図者になれば個人型年金の加入者資格喪失にかかる証明書は提示する必要がないとのこと

つまり、加入者資格喪失届が受理されれば加入者から運用指図者になり、個人型年金の加入者資格喪失にかかる証明書は必要ありません。

勤務先に書類を書いてもらうのはめんどうだと思っていたので、聞いてよかったです。

私の場合は、

2021年2月から企業型確定拠出年金開始で

2021年1月14日までに加入者資格喪失届がSBIに届けば1月中に運用指図者になれるとのことだったので、期限までに加入者資格喪失届を提出して、個人型年金の加入者資格喪失にかかる証明書は提出する必要はなくなりました。

これで移管元の手続きは完了。

次に移管先の手続きです。

企業型DCの運用会社の損保ジャパンDC証券に電話

移管先の企業型DCの損保ジャパンDC証券に移管方法の確認のために電話しました。

移管元の資産を移管先に移す必要があります。

この手続きを6ヶ月以内にしないと国民年金基金連合会に自動的に移換されます。

国民年金基金連合会に自動移管されると事務手数料が発生しせっかく貯めた資産が減ってしまいます。

資産を移管するために必要な書類は

個人別管理資産移換依頼

書類は損保ジャパンDC証券に電話した際に送付してもらうようにしました。

※必要な書類は人によって違う場合があるので運用管理会社に問い合わせるのが確実です

 

 

移管するまでの流れのまとめ

上に書いたような流れでSBIのiDeCoの資産を損保ジャパンDC証券の企業型確定拠出年金に移管することができました。

もう一度流れを整理すると、

・移管

・加入者資格喪失届

・個人型年金の加入者資格喪失に係る証明書

・移管

・個人別管理資産移換依頼書

これらの書類の記載が必要です。

以上、私が、iDeCoから企業型確定拠出年金に移管した流れとなります。

あくまで参考で、もし実際に移管する必要がある場合は勤務先、移管元、移管先の運用管理会社に電話で問い合わせるのが確実です。

 

 

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